雪と興行と保険と
先週末の降雪は、スポーツにも大きな影響を与えました。とくにJリーグ「百年構想リーグ」は開幕節ということもあり、お祭りムードに水を差された感じです。水ではなく氷かもしれませんが。
- Jリーグ: 3試合が中止
- ラグビー・リーグワン: 3試合が中止
- 中央競馬: 土曜の東京競馬が8R以降中止、日曜の東京・京都競馬が延期
- その他: さいたまマラソンが中止
天候に関係なくやるイメージもあったラグビーも中止に。いまはプロ興行ですから、観客の安全確保や交通機関の影響でも中止にする時代です。
サッカーで雪といえば、思い出すのはかつてのトヨタカップ。1987年のポルトvs.ペニャロール戦は積雪の中で行われました。中立国の日本開催ということで、両クラブともスケジュールがタイトであり、興行的な損失を考えても中止にはできなかったということのようですが、現代では選手の負傷リスクも高く、難しい判断を迫られるでしょう。
負傷リスクと言えば、WBCでは「保険」の問題が浮上しています。保険会社が適用を認めず、参加できない選手がとくに中南米で続出しており、プエルトリコなどはボイコットをほのめかすほどです。
MLB所属の、それこそ年俸が10億円レベルの選手となると、もしWBCの代表活動で負傷すれば球団にとって大きな損失となり、それを補償すべきという声が出るのも致し方ないところですが、選手の出場可否を決めるのが保険会社というのはいかがなものかとも思います。
サッカーではどうやって折り合いをつけているかと言えば、FIFAが制定した「クラブ保護プログラム」があり、ワールドカップで負傷した選手の所属クラブに対して補償金が支払われます。ただ、この制度ができたのは2013年のことであり、つい最近のことです。
また、FIFAが保護プログラムのための用意する準備金の額は膨らんでおり、前回2022カタール大会では2.2億ドルにのぼったとのこと。出場選手の中には、何百億と稼ぐスター選手もいれば、アマチュア選手もいます。その格差を象徴する制度とも言えます。
先日はnoteでNFLの話題を取り上げましたが、NFLは雪でも中止しないスポーツです。とくに降雪地帯のチームとして有名なのがバッファロー・ビルズであり、2017年12月の試合では大雪の中、6万人の観客が来るというクレイジーっぷりです。もうここまで来ると、文化だとしか言いようがありません。
https://youtu.be/JMJox-O9H0c?si=UesvmEKn4l5SvLaD
ただ、強風をともなう嵐となれば、交通に影響が生じます。直近の例では、2024年1月の試合が延期になりました。2022年11月には、会場をデトロイトに移したという事例もありました。
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