WBD買収のParamount、ストリーミングを統合へ

Netflixとの競争に勝利し、WBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)の買収に成功したParamount。もっとも、まだ当局の承認は下りていないので確定ではありませんが、もし承認されれば、両社のストリーミングサービス「Paramount+」と「HBO Max」を統合する方針だと伝えられています。


まぁ、ややこしいですね。WBDはワーナーとディスカバリーの合併にともない、「HBO Max」と「discovery+」を統合し、「Max」にした経緯があります。この名前は浸透せず、再度HBO Maxに戻したわけですが、またもや統合作業をしなければなりません。


ユーザーにとってもありがたい話とは言い切れません。両方とも契約している人にとっては負担の軽減につながる一方、片方のみ契約している人にはおそらく値上げとなります。

スポーツコンテンツはどうなるでしょうか。近々の話題だと、大学バスケの「マーチマッドネス」ことNCAAトーナメントは、Paramount傘下のCBS Sportsと、WBD傘下のTNT Sportsが保有しており、統合するとひとつのサービスにまとまることになります。


契約は2032年まで、放映権料は年間11億ドルです。2社で支払っていたものが1社となればそれだけ負担は増えますし、かといって料金に転嫁することも難しくなります。

いわゆる四大プロスポーツでは、NFLをCBS、MLBとNHLをTNTが保有していますが、NBAについてはTNTが昨シーズン限りで権利を失っており、どちらも保有していません。


NBA以外は、ここ数年で契約の更新を迎えています。合併によって資金力が増せばよいのですが、負債も合わさりますので、大型投資には及び腰になるかもしれません。

イギリスでは、昨年行われた欧州CLの放映権入札でParamountがTNT Sportsを破りましたが、両社がまたひとつになると、この入札は何だったのかという話になってしまいます。両社が競り合って放映権料をつり上げていたら意味がありません。


ただ、Paramountはヨーロッパではまだスポーツに進出したばかりであり、そういう意味では傷は浅いのかもしれません。WBDはユーロスポーツを通じてスポーツの資産を集めていますので、これらを有効に活用することができるでしょう。

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