DAZNと日テレ、W杯中継でタッグ
DAZNと日本テレビは、FIFAワールドカップの中継において「プロモーションパートナー」として連携すると発表しました。今回発表されたのは以下の3点です。
- 1. 5/30(土) 事前番組の放送
- 2. 5/31(日) 日本vs.アイスランド戦を両社で放送/配信
- 3. DAZNの配信の一部(グループステージ5試合)で日テレアナウンサーが実況
1.に関しては、番組名が「DAZN presents うちの推しがアツすぎて! FIFAワールドカップ開幕直前! みんなの推しイレブンSP」となっており、DAZNが番組提供として参画するイメージでしょうか。
2.に関してはすでに発表済みですが、DAZNがJFA(日本サッカー協会)主催の日本代表戦を配信するのはおそらく初めてになるかと思われます。
また、日テレはTVerでの同時配信を行います。テレビとストリーミングで同時に放送/配信が行われる場合、通常TVerでの配信は行われないのですが、今回は両方あります。地味ではありますが、何かしらの意図を感じます。
3.については、DAZNもアナウンサーの人数を揃える必要があり、日テレに協力を仰いだと言ったところでしょうか。4年前のカタール大会では、ABEMAは資本関係にあるテレビ朝日、および系列局のアナウンサーを起用していました。
DAZNは、昨年のクラブワールドカップについてはフリーのアナウンサーでなんとか回しましたが、今回は試合数がさらに増えることになります。
「プロモーションパートナー」という言葉なんですが、実はWBCでも使われています。この時はNetflixと日テレでしたが、今回はDAZNと日テレです。
WBCの際には、日テレのねらいは「テレビとストリーミングの垣根がなくなる世界」を見据えているのでは、と書きました。とくに広告枠については将来的に融合していくのではないかと。Netflixに続き、DAZNともそういう関係を作りたいのでしょうか。また、その裏では電通が未来図を描いているようにも感じられます。
日テレにとっては、DAZNと関係を深めておきたい理由がさらにあります。DAZNと巨人軍が提携しているというのもありますし、DAZNは今後、バスケのFIBAワールドカップ、そしてラグビーのワールドカップを獲得する可能性が高いです。そして、これらの大会はいずれも前回日テレが放送しているのです。
日テレの最大のライバルはテレビ朝日です。テレ朝は今年、WBCとFIFAワールドカップの権利を続けて落としました。さらに、(前回は日テレとテレ朝の共同放送だった)FIBAワールドカップも落とすとなれば、日テレにとってはにんまりと言ったところでしょう。
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