米NBC、1日でMLB15試合を中継

アメリカ独立記念日の翌日にあたる7月5日(日)、NBCと傘下のストリーミング・Peacockは、"Star-Spangled Sunday"(星条旗の日曜日)と題し、その日に開催されたMLBの15試合をすべて全米向けに中継しました。


昼間のニューヨーク・メッツvs.アトランタ・ブレーブス戦と、夜のサンディエゴ・パドレスvs.ロサンゼルス・ドジャース戦は地上波、その他の試合は有料チャンネルのNBCSNで放送。Peacockては全試合をライブ配信しています。

NBCは、今年からMLBの放映権を3年契約で獲得。全米向け中継としては26年ぶりとなります。その記念という意味もあり、アメリカ独立から250周年というタイミングでこの日の編成を行っています。


もともと日曜日の2試合については権利を持っていますが、他の13試合については別途MLBから獲得しています。放映権料は年間2億ドル程度とされていますが、この日の試合で追加料金が発生したわけではなさそうです。

ローカルでの放送は維持され、「MLB.TV」でも配信されています。NBCの中継映像も、基本的にはローカルで制作されたものを調達していますが、スコアバグ(テロップ)の仕様は1試合を除きNBCの仕様になっていたとのことです。


このような企画が成立したのは、2029年以降に計画されているMLBの放映権の再編計画が関係していると考えてよいでしょう。全米向けとローカル向けの壁を取り除きたいMLB側と、2029年以降も引き続き権利を維持したいNBC側の思惑が噛み合った結果です。

NBCの親会社であるComcastは、NBCを分社化して上場させる計画を発表しています。上場によって調達した資金はコンテンツに投資されることになりますが、スポーツ放映権市場においてもMLBだけでなく重要な案件が今後続きます。

NFLはすでに次期放映権の交渉を着手しており、CBSなどに大幅な増額提案を行っているとされます。NBCももちろん対象になるでしょう。


また、FIFAワールドカップの2030年大会についてもNBCが名乗りをあげるのでは、という報道が。NBC傘下のTelemundoがスペイン語の権利を持っていますが、今度は英語の権利とセットでの獲得をめざしているのだとか。今回のFOXが大成功を収めることになれば、当然次回は争奪戦になります。

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