UFCファイトナイト、メインまで全試合をYouTubeで配信。

UFCが「ファイトナイト」の無料配信を開始している。しかも日本語コメンタリー付きで。これはどんな戦術なのか?

こちらで確認できたのは8/31の中国・深圳大会から。それまでは「プレリム」と呼ばれる前座カードのみの中継だった。
もっともメインカードを観ようにも、手段としてはファイトパスを購入するしかない。今年2月にDAZNでの配信が終了して以降、新たな配信先はなく宙に浮いていた形。
DAZNとUFCは2016年夏に2年契約を結び、2016年8月にDAZNがローンチされてからは初期の目玉コンテンツとなっていた。

当初は「ナンバーシリーズ」と呼ばれる大規模な大会も配信していたが、契約がまだ残ってるはずの2018年春には配信が終了し、小規模な「ファイトナイト」のみとなっていた。
その後、契約が切れた?はずの2018年夏以降もファイトナイトの配信はしばらく続いていたが、2019年2月に終了している。

なお、ナンバーシリーズは2018年10月からWOWOWで放送開始。また、FOXスポーツでの録画放送も実施されている。

いずれにせよ、ナンバーシリーズもファイトナイトも空白期間があったことになり、UFCの目指すところがいまいち理解しにくい。
無料配信・有料放送・自前サービスでの配信という3階建てのモデルは近頃いくつかの競技で見られるようになったが、軌道に乗った例はあまり聞かない。

ベラトールがDAZN、ONEがAbemaTVと組んでいる中、総合格闘技では最強の地位を築いたUFCは日本だとちょっと迷走ぎみですかね。もちろん無料で見せてもらえるのはありがたい話ですが。

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