【2年9か月ぶり】DAZN、J1全試合で配信障害。

【初出 11/30】
まずは、やっちまったな…というのが最初の感想です。システムの観点からも、ビジネスの観点からも危機管理が問われる重大なインシデントと言ってよいでしょう。企業存続の危機というレベルの意識を持って頂きたいものです。

※見逃し配信についてはすべて復旧したとのこと。
同時刻に配信されていた他のコンテンツには影響がなく、この障害はJリーグに限定されたものです。また「Jゾーンプラス」も問題がなかったことから、東京のDAZNのスタジオには映像が届いていたことが分かります。

ですので、Jリーグ9試合分の映像をまとめてイギリスに送るところ、もしくはイギリス側で処理するところに何かしらの問題があったのではと推定されますが、具体的には公式の発表を待つよりありません。
前回の対応を振り返ると、視聴期限を2週間延長するというものでした(ドコモ経由の契約者にはdポイント500pをバック)。ただ、今回はシーズン終盤ですからこれでは納得しないユーザーも多いでしょうね。また、年間パスの購入者もいますから、よりきめ細かなケアが求められます。

本件については、新しい情報がありましたらまた取り上げることとします。
【追記 12/1 8:00】
イギリスまで映像は届いていたとのこと。
また、アクセス集中の問題ではないとのことです。

確かにJリーグ全試合がまとめて落ちるという今回の事象はアクセス集中で説明するのは難しく、全試合分の映像をまとめて処理しようとして失敗した…という仮説のほうが妥当性があるかと思います。「Jゾーンプラス」は別系統で処理していたのでセーフだったと。

前回の大規模障害ではエンコーダー付近に原因があり、再発防止もされているはずなのですが、同種のトラブルだとすれば実に頭の痛い話です。筆者もいちおうIT系に分類される企業に属しているのでますます頭が痛い。
【追記 12/4 19:00】
DAZNから報告書が出ました。
顧客への対応については後日改めて発表するとのこと。
まずは最終節を無事乗り切ることに全力をあげないことには次に進めませんね。

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