ディズニー決算発表。ESPN+の契約は760万件。

ディズニーが昨年10-12月期の決算を発表。昨年末の時点で、鳴り物入りでローンチしたOTTサービス「Disney+」の契約数が2,650万件。また直近では2,860万件に達していると発表しました。

同様に「ESPN+」については昨年末で660万件。直近では760万件と発表しています。
ESPN+はDisney+およびHuluとのセット割引を行っているため、1契約あたりの売上は4.44ドルとなっており、定価4.99ドルから1割程度安い水準となっています。

Disney+の契約数は市場関係者の予想を大きく上回ったとのことですが、これらのOTTサービスが即する「Direct-to-Consumer & International」事業では四半期で約7億ドルの赤字を計上。そんな簡単には黒字に転換することはできません。
株価については予想より若干利益が上回ったものの、結果的に下げて終わっています。もう一段のサプライズが欲しかったところです。また、コロナウイルスの流行でテーマパーク事業への懸念が広がったことも理由としてあげられます。
DAZNアメリカの契約数は80万件程度という推定がなされており、価格設定が異なるとはいえ10倍近くもの差があるというのはなんともうらやましい話。

もちろんESPN+はCATVの付加サービスという位置付けなので正面からぶつかる相手ではないし、ディズニーが競合相手として見ているのはNetflixなわけですから、あんまり眼中にはないでしょう。

DAZNはDAZNで独自路線を進むしかありません。しばらくはボクシングなどで食いつなぎ、やがて市場に出てくる四大スポーツの権利を待つことになります。その時に改めてESPNとの激突が始まります。そこまで体力がもっていればの話ですが…

ESPN+の契約者の多くがセットの「ついで」である可能性も。それを確認するには視聴時間を知りたいところですがそのデータはなし。逆にDAZNは視聴時間を出してるものの契約数はなし。どちらも肝心なデータは隠しますね。
最後に、ESPN+でゴルフのPGAツアーが配信されるかもという話。やはり強いですな…

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