NBA、全米中継の放映権料はどうなる。

当初は無観客での開催も取り沙汰されていたNBAは、選手が新型コロナウィルスに感染するという最悪な事態を目の当たりにして一気にシーズン中断へ。屋内スポーツの見通しは屋外よりも厳しく、打ち切りの可能性も高まっています。

そんな中、NBAの全米中継を行っているABCとESPNはともにNBAとのパートナーシップを強調し、前向きにこの難局を解決していくとコメントしています。

ただ、以下の記事の見出しだと放映権料が全額支払われるようにも読めてしまいますが、そう簡単には行きません。全国中継の場合、盛り上がるのはむしろプレーオフに入ってからであって、レギュラーシーズン途中での中断はやはり相当なダメージです。もしプレーオフの開催を断念せざるを得ない状況となれば、ひと悶着あってもおかしくありません。
また、ローカル向けの中継については各球団が個別に販売しているため、そちらの悪影響のほうもおおいに懸念されるところです。

今季のNBAは中国との関係が悪化し、大きな利益を失うという事件が発生しましたが、その際も毅然とした態度で表現の自由を擁護しましたし、今回も中途半端な決定をしなかったことは評価すべきでしょう。

アメリカには金の亡者もいますが、いざというときは正義と理念が発動される、そんな国でもあります。オリンピックの件でいろいろと騒がしいですけど、理念で押していくことが今後の諸問題を解決するための戦術となるのでしょう。

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