6/17プレミア再開。BBCでも放送。
プレミアリーグの再開日が決定しました。残り92試合についてはほぼ毎日試合が開催され、またすべての試合が生中継されることが決まっています。
当初92試合のうち中継予定は47試合だったとのことですが、残りの試合についても放送局の配分が行われ、公共放送のBBCが4試合を中継することが決定しました。もちろん無料放送です。
もともとSkyの放映権料によって作られたと言ってもよいプレミアリーグ。BBCはハイライト番組を放送していましたが、生中継は初めてとなります。
その他の配分は、Skyが64試合(うち25試合が無料)、BTが20試合。そしてAmazonにも4試合が割り当てられました。
無料で放送せよ、というのはイギリス政府の要望でもあり、国民に娯楽を提供し、なるべく外出を抑制したい狙いがあります。パブも通常通りの営業ができていない状態で、ファンたちは基本的におうちで観戦することになります。
イギリスにはスポーツの無料放送を義務付ける「クラウンジュエルリスト」というものがありますが、プレミアリーグはリストに入っていません(FAカップ決勝なら入ってますが…)。ということで、この背景には政府が絡んだ複雑な調整があったことでしょう。
その裏では、今季の放映権料をめぐって一部返金を求める動きが出ています。リバプールの3.3億ポンドを筆頭に、各クラブに対して請求書が届くことになりそうです。
試合数は確保されても、当初の日程と違うのですから不満が出るのは当然でしょう。ほぼ毎日開催、というのも放送局に対するせめてもの義理立てという匂いがしてきます。
サッカーでは世界随一の放映権料を誇るプレミアだけに、国内だけでなく国外からも同様の声はあがりそう。火種はあちこちにくすぶっています。
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