【大衆】やべっち終了余波と甲子園交流試合と【ゲンダイ】

複数のスポーツ紙が報じている「やべっちF.C.」が8月で終了するという話。テレビ朝日から正式発表はまだありませんが、朝日系列に属する日刊スポーツも報じているのでほぼ確定なのかな、と。

しかし、当の日刊スポーツの記事がかなり適当だという話は以前こちらで書きました。そして、その記事を孫引きする形で別の記事が出てくる。しかも日刊大衆という結構怪しいメディアで。こうなると適当の連鎖状態といったところでしょうか。

ただ、やべっち終了を最初に報じたのはサイゾーなのですから、最初から侮るわけにもいきません。内容を確認しましょう。
やべっち終了の理由の一部をDAZNのせいとする論調は、「でもDAZNってやべっちのスポンサーだよね」というひと言でほぼ否定できるものです。

実際にはスポンサー料をほとんど支払っていない(映像使用料で相殺している)といった事実があるのならば、DAZNあくどいな~とも言えますが、そんな情報は見当たりません。

やべっちは地上波で放送されるからこそ、新規のファン獲得を狙うDAZNがスポンサーになるのです。ですからDAZNに移行する意味はありませんし、YouTubeやAbemaTVなど無料のネット配信に移ったとしても効果はだいぶ下がります。

もちろん、やべっち本人、もしくは制作会社とともに新たなコンテンツを立ち上げ、それをDAZNで配信するといった動きは考えられますが、あまり得策とは考えられません。個人的には三谷アナのダイエット動画のほうが好きです。(関係ない)
さて、別の話題として日刊ゲンダイの記事も取り上げます。反権力スタイルを貫くゲンダイですが、今度は高野連という「権力」に対抗しています。

中止となった夏の甲子園に代わって開催される交流試合について、高校野球を中継するNHKやABC(朝日放送)から放映権料を徴収せよ、という内容なのですが……なんか、至ってまともな主張のように聞こえます。

記事内ではNHKが大相撲に支払っている放映権料についても触れられていますが、ゲンダイ的なスタンスから言えば、受信料をそんなところに使うことを批判するのでは?と思ってしまいます。高野連という権力に目を向けると、NHKという別の権力から目がそれるのです。

もちろん同じ新聞の中にも多様な視点があってよいのですが、メディアウォッチャー的にはこうしたブレを見つけるのも楽しみだったりします。

ちなみに交流試合はNHKとABC、およびBS朝日にて全試合の中継が予定されています。

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