東京ドーム、180億円赤字予想と100億円改修計画。
株式会社東京ドームは、2021年1月期の決算が180億円の赤字になるとの予想を発表しています。
東京ドームもラクーア(後楽園ゆうえんち)も、ホテルも後楽園ホールもWINSも。とにかく人が来ません。どれもこれもうまく行きません。
この体たらくに「モノ言う投資家」も動き始めました。香港を拠点とする投資ファンドが取締役の解任を求め、臨時株主総会の招集を請求したと伝えられています。
こんな状況下にあって、最近改めてクローズアップされているのが7月に発表された東京ドームの大規模改修。100億円を投じる予定の計画では、換気の強化やキャッシュレス化などのコロナ対策と、ビジョンの大型化、女子トイレの増設などが盛り込まれています。
当時は日本初のドーム球場として最先端を走っていた東京ドームも築32年。アメリカのボールパークの発想が日本にも持ち込まれ、いつしかプロ野球の球場としては見劣りする点が目立つようになってきました。
当時ドーム球場が「悲願」だったのは降水量の多い日本の気候と、野球以外の多目的利用であり、その意味ではいまでも最高なのでしょうが…。
球団が自ら球場を保有したり、地方自治体と一体になって運営する方式が浸透している中で、東京ドームと巨人軍はあくまで別会社。そういう意味でも時流にのれなくなっています。
ということで、かつて囁かれていた新球場建設の話が最近になって蒸し返されることに。築地市場の跡地を候補に検討された計画は実現には至りませんでしたが、いっそのこと新球場を…という思いはまだくすぶっているのかも。
蛇足ですが、築地にはライバルの朝日新聞社があることを引き合いに出している記事があるのはちょっと笑ってしまいます。さすがに朝日系のAERAさんには書かれていませんが。
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