DAZN、来季もセリエAを配信へ。

DAZNのメニューにセリエAのシーズンプレビューが追加され、来季の配信継続が確実になりました。コメンタリーを担当する方のTwitterでもオファーがあったとの報告があるとのこと。まだプレスリリースは出てませんが、出ましたら追記します。
代理店のIMGによると、販売サイクルは2018-19シーズンからの3年間。にも関わらず、スカパーが発表していたのは2年契約であり、空白の1年が存在していました。そして、先日発表されたサッカーセットのラインアップからセリエAが外れていることが明らかになっています。

対してDAZNは「複数年」と発表しており、3年目の扱いが不明でしたが、これで3年目も継続することになります。

昨シーズンまではスカパーが毎節3試合、DAZNが7試合(ただし重複の場合あり)。各社に1試合の独占権があるというものでしたが、試合の優先選択権はスカパーのほうに多く割り当てられたものと考えられます。

2社に分かれたことについて、独占させないポリシーがあるとも伝えられてますが、筆者には正式なソースはなく。SkyとDAZNで分けあっているイタリア国内の権利は確かに独占を許してませんが、これはセリエAの意向というより独占禁止法との兼ね合いです。

IMGはイタリア・サンマリノ・バチカンを除くグローバルの権利を年3.71億ユーロで獲得。イタリア国外における入札に関するドキュメントは下記のリンクからPDFで公開されており、細かいパッケージに分かれていますが、結果的にグローバルのパッケージを落札したのであまり意味がなく。

それ以降の流れについては追いきれてないのが実状で、要はIMGのさじ加減です。ただ、国によっては独占契約をしているケースも見つかっています。
DAZNは経営の立て直しのために注力する市場やコンテンツを整理しており、ブラジルではセリエAの権利を1年残して手放しています。

その代役としてBandeirantesという放送局が手を上げ、単年契約を結んでいます。毎節1試合を無料で中継し、他の試合は有料となります。ブラジルではとくに2社で分けあう状態とはなっておらず、ケースバイケースのようです。

DAZNが何試合配信できるのかは今後の発表を待つことになりますが、新たな競合が現れなければ少なくともファーストピックの権利は自然消滅します。このあたりも分かりましたら書きたいと思います。

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