カネロvs.DAZN、契約変更で和解か。

ボクシングのカネロ選手がDAZNおよびゴールデンボーイ・プロモーションに対して訴訟を起こした件で続報が入っております。

まず、訴訟については手続きに不備がありいったん却下されたとのこと。その後、三者が弁護士を交えてリモートで会談を開き、現行の契約に代わる新たな条件が提示されたそうです。

その条件とは1試合につき2,000万ドルと、DAZNが獲得した新規顧客数に連動した出来高を支払うというものだとか。貴重なキャリアを無駄にするわけにもいかず、泥沼化は誰も望んでいないと思いたいところ。
この新たな条件、ある意味PPVのモデルに近いと言えます。高額なPPVではなく、サブスクリプションモデルで提供するのがDAZNの戦略のはずですが、一歩後退した感もあります。

ただ、PPVも曲がり角にあるようです。高額ゆえに飽きられた部分もありますが、誰かの家に集まって観戦するスタイルがコロナによって成立しにくくなったという現実が存在します。

あのトップランクのボブ・アラム氏さえもPPVの料金を引き下げることを検討しているそうですが、パートナーであるESPNのOTTサービス「ESPN+」の契約者が順調に伸びていることも背景にある模様。もっとも、先日開催されたカードが75ドルという設定だったらしく、あまり懲りてないみたい。

PPVかサブスクリプションか。課金のあり方もコロナが変えようとしています。もちろん無料放送もありますが、ファン離れを起こさない組み合わせが求められるところです。

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