ワーナー、MLBと総額32億ドルで契約延長。

米ワーナーメディアの傘下であるターナースポーツはMLBとの契約を7年間、2028年まで延長。放映権料は従来の年3.25億ドルから4.7億ドルに引き上げられ、総額では32億ドルに達する巨額の契約となりました。

増額の見返りとして、視聴率があまり見込めなかった日曜昼の試合に加えて火曜夜の試合も獲得。ポストシーズンの試合も増えます。また、デジタルの権利も強化されるとのこと。

今年はレギュラーシーズンの試合数をめぐって選手と球団のひどい争いが繰り広げられておりましたが、その裏できっちりと契約をまとめあげてくるMLBの交渉力はさすがとしか言いようがありません。
デジタルの権利というのは、どうやらワーナーが今年開始したOTTサービス「HBO Max」での配信を指しているようです。ディズニーはESPN+を始め、NBCユニバーサルのPeacockは五輪の中継を発表しています。各社ともライブコンテンツに力を入れており、その動きがさらに放映権料を増加させます。

その一方でライブコンテンツには見向きもしないNetflixもいるわけで、スポーツとエンターテインメントが入り乱れた激しい消耗戦がしばらく続くこととなりそうです。

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