南半球ラグビー、徐々に再開も嵐の予感。
海を隔てた南半球では移動も大変。ニュージーランドやオーストラリアは比較的早くコロナ禍を抑えていますが、そうなると今度は海外からの受け入れタイミングが難しい。
とくにニュージーランドでは厳しい入国制限を設けていますが、この度オーストラリアとの定期戦「ブレディスローカップ」が開催されることに。10/11に初戦が行われます。日本ではJSPORTSが放送。
オーストラリアでも4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の開催が決定。ホーム&アウェーではなく一国での集中開催となります。こちらも例年通りJSPORTSが放送するとの発表がありました。
このように少しずつ国境が開かれつつあるものの、スーパーラグビーについては相変わらず暗雲が。今年はシーズンを中断し、各国での国内大会へと切り替えられましたが、来年も従来の形式での開催は難しそうです。
ニュージーランドでは国内大会「アオテアロア」を来年も継続する意向。南アフリカでは一部のチームが離脱し、ヨーロッパのプロリーグ「PRO14」に参戦する計画が動いています。
オーストラリアでは長年スポンサーを続けていたカンタス航空がコロナ禍による経営不振で撤退。また、今年で切れる放映権の更新がうまく進まず、現在権利を持っているFOX Sportsと再交渉しているとのこと。
しかし、FOX側も経営難に陥っており、本音では手放したい模様。放映権料の引き上げどころかディスカウントになりそうな情勢です。
こんな感じなので、日本もまったくもって他人事ではありません。日本ラグビー界をどうしていくか。また、東京五輪に向けてどのように入国制限を緩和していくか。これからいくつもの難しい判断に迫られることとなります。
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