リーグ・アン国内放映権でMediaproが会見。

日本ではDAZNが欧州CLの放映権を手放したと報道されており、これについては近々検証記事を書かねばと思っていますが、それと同じくしてリーグ・アンの続報が入っております。

フランス国内の放映権を今季から獲得したMediaproが契約条件の見直しを要求し、分割払いを滞納している件について、昨日(10/21)にMediaproの創業者が会見を行いました。
Mediaproはリーグ側との合意を目指しており、法廷に持ち込む意志はないとのこと。しかし、新たに立ち上げたチャンネル「Telefoot」は目標の350万件に対してわずか60万件の契約しか獲得できてないことが明らかになっています。

強気の料金設定が裏目に出たと言えますが、ロックダウンを経て国民の娯楽に対する意識も変わってきており、従来スポーツ中継に割かれていた時間が他の娯楽に食われている現実があるようです。

TelefootはNetflixと提携し、セット割引のパッケージを提供していますが、これもかえって仇となったかもしれません。この情報が誤って日本に伝わり、「Netflixが放映権を獲得した」との噂が広がってしまったのはつい最近のことですね。
リーグ側はすでにTelefootに代わる業者の選定を始めたとの情報もあり、まだ予断を許さない状況です。なお、クラブに支払う分配金についてはいったん借り入れでまかなったとのこと。

放映権料高騰の流れで高値をつかんだ業者がコロナ禍でダメージを負う。こういったケースはまだまだ出てきそうな感じです。

なお、話をDAZNに戻すとドイツ・オーストリア・カナダでは引き続きCLの放映権を持っているとのことで、単純な資金の問題とは限らなさそうです。引き続き情報収集に努めます。

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