ブラジルDAZNが解約したセリエA、拾われる。
DAZNがアジア地域における欧州CL/ELの放映権について中途解約を希望しているとの記事が出たのは8月のこと。現在そのようになっている悲しい現実がありますが、この記事にはまた別の情報が載っていました。
それは、ブラジルにおけるセリエAの放映権を解約したという話。セリエAもCL/ELと同じく2018-19シーズンからの3年契約であり、1年を残して解約というのはまったく同じ状況です。
コロナ禍による減額交渉にともなう結果ではありますが、放映権って中途解約できるものなのか、と個人的には驚いてました。本来ならば違約金が発生して然りですが、このあたりも交渉しだいなのでしょう。
ということで、DAZNが放棄した権利ですが、Turnerが拾うことになりました。第5節から毎節9試合(うち5試合を独占)の権利を獲得。傘下のテレビチャンネルであるTNTと、OTTのEl Plusによってカバーされます。
ブラジルではDAZN、Band、TV Globoの3社が権利を持っていて、各社に独占の試合がありました。どの試合を独占できるかは優先順位が設けられており、DAZNは1,4,6,7,8番目の選択権を有していたとのこと。これをTurnerが引き継いだ形です。
独占と非独占を分ける方式は日本も同様でした。今季はスカパーが撤退したため実質DAZN独占ですが、こんな感じでチョイスしていたのでしょうね。これは代理店のIMGの戦略であり、来季から始まる新たなサイクルでも踏襲されそうです。
この通り、シーズン途中からでも権利が拾われる可能性は残されていますので、CLについてもまだ分かりません。とはいえ、W杯予選やネーションズリーグがいまだに売れてないことを思うと、UEFAも強気だなぁ…と思わざるを得ないのですが。
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