豪州ラグビー、FOXと決別。
オーストラリアのラグビー協会は、来年から大手民放局のNineと3年契約を結んだと発表しました。総額1億豪ドル(約75億円)で、2年のオプション付きとのこと。
これにより、25年にわたってパートナーシップを続けてきたFOX Sports、および5年契約を結んでいた民放局のTenとはお別れとなります。
Nineはテストマッチやスーパーラグビーなど主要試合を無料で放送し、その他の試合についてはNine傘下のOTTサービスである「Stan.」で配信されます。
Stan.はNetflixの対抗馬として始まったサービスで、これまでライブ配信は行ってこなかったとのことですが、大きなコンテンツを確保したことで今後はスポーツに力を入れていく方針。新たに「Stan Sports」というサービスを立ち上げ、料金は別になるそうです。
FOX Sportsは経営不振に陥っており、ラグビーを手放すとの報道は以前からありましたが、他の買い手もなかなか見つからず、またFOXに戻るのでは?という観測も出てました。それゆえに買い手が現れたことは協会にとってもよかったことと思います。
ただし、FOXとの契約は年5,700万豪ドルとされているため、総額では結構なディスカウントとなりそうです。
ラグビーというか、正確にはラグビーユニオン(15人制)と表記すべきなのでしょうが、ラグビーリーグ(13人制)に人気で押されており苦しい立場であることも事実。それゆえにこの3年間で人気・実力ともに底上げをはかり、契約延長を勝ち取ることが求められます。
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