NBAが9億ドル支援。MLBは保険会社を提訴。

巨額の放映権料を誇るアメリカのプロスポーツと言えどもコロナの傷は深い。むしろ巨額だからこそ1試合のダメージは大きくなります。

レギュラーシーズンの大幅縮小に見舞われ、来シーズンも試合数が減ることになっているNBAですが、各チームに対して3,000万ドル、総額9億ドルの支援を行うとのこと。財源は債券の発行でまかなうそうです。
同様にレギュラーシーズンがわずか60試合になってしまったMLBですが、こちらはちょっと違ったアプローチをとるようで、コミッショナー事務局や30球団らが集団で保険会社に対して訴訟を起こしたとのこと。

保険においては、一般的に戦争や天変地異などは免責事項になっていますが、パンデミックはそれに含まれるのかどうか。もちろん契約書の中身を見ないとわかりませんが、訴訟社会のアメリカらしく、少しでも回収しようと動いているようです。

また、シーズン開幕前に選手側と相当ごたごたした経緯がありますので、訴訟の結果によっては第2ラウンドの勃発も充分考えられます。来シーズンがまったくの元通りに開催される保証なんてないのです。

ちなみに、東京五輪においてもNBCやディスカバリーは中止に備えた保険に入っていると表明していますが、そのカバー範囲はもちろんよく分かりません。どうにせよ、多大な損失は誰かがかぶらなければならないのです。

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