楽天、NBAオリジナル番組を終了でライトファン放棄?
NBAの独占配信権を保有する楽天は、昨シーズン限りでオリジナル番組の配信を終了したことを明らかにしました。
先日もサービス内容の一部変更を発表しており、ライトファン向けのサービスを削ってコアファン向けにシフトする姿勢を見せていましたが、その姿勢がさらに強まった形と言えるでしょう。
記事の下にあるコメント欄を読む限りでは、タレントを起用した番組内容には賛否があったようで、それは仕方ないとは思うのですが、コロナ禍の影響で予算配分を見直さざるを得ず、結果としてコアファンを優先することでコストカットに踏み切ったようにどうしても見えてしまいます。
長期的に考えれば新規ユーザーの獲得と、ライトファンをコアファンに育てていく努力を同時に進めていくべきなのですが、楽天は当初から新規獲得にあまりリソースを割いている感じではありませんでしたし、しばらくはこれでしのぐことにしたのかな…と。新規獲得と既存会員の維持のコストでは、新規獲得のほうが何倍もかかるというのが一般的です。
有料サービスの範囲内でこのような番組を配信するのは効果的なのか。最近DAZNが「やべっちスタジアム」が始めたことと対照的です。こちらもうまくいくかは未知数ですが。
「やべっちスタジアム」についても簡単に触れておくと、これはほぼ「やべっちFC」ですね。第1回の冒頭でテレビ朝日から花が届いたことが注目されましたが、文化工房という会社からも花が届いていることが確認できます。
ここが「やべっちFC」の制作会社であり、おそらく引き続き担当しているのでしょう。また、この会社はテレ朝の系列であり、テレ朝から見れば自らスポンサーを探すよりも、DAZNに丸抱えしてもらったほうが効率がよいとも言えます。そういう観点からも円満移籍と考えてよさそうです。
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