DAZN、2021年もF1全戦配信。

3月。開幕戦となるはずだったオーストラリアGPが当日朝に中止になったのも、いまとなっては遠い想い出。7月から改めて開幕した異例のシーズンもなんとか17戦を開催して幕を閉じました。

中断期間は解約者続出で苦しかったことでしょう。その反動なのか、DAZNが来年の配信を早々に発表しました。F2でシーズン3位を獲得した角田裕毅選手の参戦も期待され、ひさびさの日本人ドライバー誕生となれば大きな話題です。

来シーズンは全23戦を予定。F2、F3のほかに女性ドライバーによる「Wシリーズ」がサポートレースになることが発表されており、こちらの配信も期待したいところ。

DAZNがサービスを開始した2016年からF1は配信されており、現在もサッカー、野球に次ぐ主要コンテンツとなっています。

ご存知の通り？2016年からF1の日本向け放映権はFOX Sportsにあり、フジテレビとDAZNにサブライセンスが販売されています。この契約は2022年までであり、特段の事情がなければあと2年は2社並存になると思われます。視聴者的には選択肢があるのはよいことでしょう。

※現時点でフジテレビの来年の放送は未定とのこと。動きがあり次第お伝えします。

2023年からは公式サービスの「F1 TV Pro」が参入してくると考えられ、デジタルの権利は独占できなくなるでしょう。それでもDAZNは権利保持をめざすのか。その行方は今後のF1人気次第です。