リーグ・アン、国内放映権の損失は4.5億ユーロか。

先日速報として取り上げたリーグ・アンの問題なのですが、日本語の記事も出ましたのでまず紹介しておきます。
スペインに本拠を置き中国の資本も入っている代理店のMediapro。今シーズンからリーグ・アンの試合の80%と、リーグ・ドゥ(2部)の全試合の放映権を獲得。総額は年8.14億ユーロとされています。

残り20%は昨シーズンまでメインの放送局だったCanal+が保有。こちらは年3.3億ユーロとされるので合算すると11.4億ユーロとなります。

8月、Mediaproは最初の分割払いとして約1.72億ユーロを支払いましたが、10月の1.72億ユーロを滞納。続く12月の約1.52億ユーロも当然支払われることはありませんでした。

Mediaproはフランスプロリーグ(LFP)に1億ドルの補償金を支払うことで合意。契約は破棄されることに。今年新たに設立されたチャンネル「Telefoot」は新たな放送局が決まるまで放送を続け、その後終了することとなりました。

8.14億ユーロの契約のうち、支払われるのは2.72億ユーロですから、約1/3ということになります。現在は全38節のうち14節を消化しており、試合数もおよそ1/3ですが、今後はタダ同然での放送になると言えます。

現在は20%の権利にとどまるCanal+がMediaproの権利を引き継ぐことが有力とされていますが、いきなり話を持ち込まれても困ります。そもそもMediapro並みの金額は最初から出せるわけがないのです。

それでも6.9億ユーロの予算を用意できるとされており、かなり頑張っているようにも見えますが、11.4億ユーロが得られるはずだったリーグにとっては差し引き4.5億ユーロの大減収となります。

昨シーズンもシーズンを途中で打ち切ったことから放映権料の減額をのまざるを得なかったリーグなだけに、もう火の車といった状況でしょう。
もちろんコロナ禍の影響はあるにせよ、Telefootの契約数が想定を大きく下回ったことが今回の騒動の根本にあります。料金は月額25.9ユーロ。高すぎだったと言うほかありません。

観客動員は見込めず、感染拡大で再度の外出制限も行われる中、むしろ巣ごもり需要を見方につけることもできたかもしれませんが、フランスの皆さんは高いサッカーよりも他のコンテンツを選んだということでしょう。

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