放映権料削減の裏でリーグ・アンのクラブ売却。

国内放映権の問題でいまだ揺れ続けるリーグ・アンですが、1/10時点で3位につけているリールが売却されておりました。

もちろん交渉自体はこの問題が起こる前からあったのでしょうが、放映権料を原資とする分配金の削減が免れない状況において、財政を安定させる必要性は高まる一方です。それゆえにインパクトの大きな話です。
今後は移籍市場で高額の選手を手放さざるを得なくなるクラブも出てきそうですし、フランス国内のメディアからは破綻の可能性があるクラブの名前がぽつぽつと出てきているという話も。PSGは3億ユーロ、マルセイユは1.5億ユーロの赤字とも言われています。まぁPSGはカタールマネーで無事でしょうが…

もともと放映権を獲得したMediaproの計画は無理筋だった感がありますが、そこにコロナ禍がとどめを刺してしまいました。クラブは昨シーズンの途中打ち切りに続いて連続で大打撃を受けています。今後どこまで連鎖していくのか。心配でなりません。
現時点で新たな放映権の契約は成立しておらず、成立後は閉鎖されることとなっているTelefootでの放送が続いています。毎節2試合の放映権を持ち、Mediaproの分を引き継ぐことが期待されているCanal+も消極的で、自らの権利を返還したうえで入札をやり直すべきと主張しているとのこと。

リーグ・アンの人気は一部のクラブに偏っており、テレビ局にとって収益化を難しくしていると言い、PPVの導入も提案しているそうですが、まぁ簡単には決着しないことは確実のようです。このまま今シーズンが終わってしまうかも…

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