DAZN、セリエA国内放映権獲得に接近。
ここ3日間の記事に登場したセリエA、DAZN、CVCといったプレーヤーたちが本日の記事で集合するというアベンジャーズっぽい展開になっております。
セリエAのイタリア国内における放映権の入札は、リーグ側の希望金額を満たすオファーがなかったことから個別交渉のフェーズに移ってますが、DAZNが8.5億ユーロ、Skyが7.5億ユーロを提示していたとのこと。
現在この2社が支払っている放映権料はあわせて9.73億ユーロであり、リーグ側はこれを11.5億ユーロまで引き上げたい意向とのことですが、現状では9億ユーロ程度にとどまり、引き上げどころか引き下げになってしまっているそうです。
結論は近いうちに出されるものと思われますが、現在は毎節3試合の権利を持っているDAZNが、来季からはメインの放送局に格上げされる可能性が高まっています。あとは金額しだいですが、このご時世でそんな景気のよい話は難しそうです。
同時に進んでいるのがセリエAが新たに設立するメディア管理会社に投資ファンドのCVCが出資する話ですが、この放映権の話が長引いていてクラブの承認がまだ得られておらず、CVC側がしびれを切らしているとのこと。
投資額は17億ユーロという大きな規模になりますが、放映権料バブルが崩れてしまえば旨味もなくなります。破談にならなければよいのですが。
また、中東での放映権を持つBeIN Sportsが来季からの入札に参加しないのではという見方が出てきております。カタールと敵対するサウジでスーパーカップを開催したことが関係を冷え込ませたとのこと。
海賊放送局・beOutQの問題はいまだ火種を残しており、著作権侵害に断固立ち向かう姿勢をセリエAが示すことを求められています。
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