タイサッカー協会、放映権契約を破棄。
バンコク在住のライター・長沢正博さんがTwitterで報告されておりましたが、タイサッカー協会が今年から8年契約を結んでいたZense Entertainment社との放映権契約を破棄したとのこと。
昨年の入札で権利を獲得したZense社ですが、ご多分に漏れずコロナ禍でダメージを負ったようで資金繰りが悪化。放映権料の減額を求めていたようです。そして、6/1に予定されていた支払いを滞納したことが決定打となりました。
Zense社側はこの決定を不服としているようですが、8月末に予定されているシーズン開幕に向けて新たな契約先を探すことになります。
タイサッカー協会がZENSE ENTERTAIMENTとのリーグ等放映権契約を破棄との報!!!今季(2021~22)からタイリーグ、代表戦など含む8年間の一括放映権契約を120億バーツで結んでいたが突然の契約解除に。https://t.co/hIIuRM7UxK
— 長沢 正博 M. Nagasawa (@masa_rocks) June 4, 2021
Zense社はタイ国内の企業ですが、自ら配信チャネルを持っていないとのことで、Eleven Sportsと提携して配信を行うとされていました。
なので、暫定的にはEleven Sportsや、グループ企業のMycujoo、LiveNowあたりでの配信が考えられるところですが、筋としては再入札が行われることになるでしょう。
昨年の入札ではDAZNが参加し、敗れたことが伝えられています。もしDAZNが落札していれば、タイを含む東南アジア圏でサービスを開始していたことでしょう。
東南アジア圏でDAZNは欧州CLの放映権を獲得していましたがサービス開始のめどが立たず。そこにコロナ禍が襲いかかり、契約を1年残して撤退を決めました。その時に日本の権利も整理対象となったことは記憶に新しいところです。まぁ、いまとなっては歴史のifにすぎないのですが…
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