2032夏季五輪、豪ブリスベンに一本化。
2032年の夏季五輪はどうやらオーストラリア・ブリスベンに決まりそうという話です。
すでに今年2月の時点で優先候補として絞り込まれており、IOCとの交渉が続けられてきました。条件が整ったとのことで、東京大会の開幕前に開かれる総会で正式に提案されることになります。
2024年の時点でパリとロサンゼルスしか候補がいなくなり、異例の2大会同時の決定がなされましたが、その後プロセスが変更となり、従来の7年前での決定にこだわらず事前の絞り込みが行われるようになっています。
東京五輪のごたごたにより、このままでは将来の候補地がなくなってしまうのでは?という懸念が出てくるのはもっともですが、このプロセス自体は以前から決まっていることです。IOCの「奇策」という見出しを付けたメディアもあるようですが、正直なにを見ているのか疑問です。
2032年に向けてはインド、インドネシア、カタール、ドイツ、ハンガリーなども関心を示していました。2036年を目指す動きもいくつか出てくるでしょう。
韓国も2032年招致を検討していたひとつで、北朝鮮との共催案を出していました。しかし、北朝鮮は現在唯一東京五輪への不参加を表明するなど、国際的なスポーツから目を背けています。
ご存じの通り北朝鮮はコロナ感染者ゼロを主張しており、自国の安全を主張するためにスポーツを利用していることは明白です。
おまけの情報として、フィンランドにあるサッラという小さな町が五輪開催に立候補したという話。
北極圏に位置するサッラは夏でも到底スポーツ大会など開くことは無理であり、2032年までに温暖化で開催できるようになれば…という、いわゆるジョークなわけですが、こんな感じで平和的に利用して頂くのは悪くない話かと思います。
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