JFL鈴鹿、天皇杯配信へスポンサー募るも…

JFLに所属する鈴鹿ポイントゲッターズは、6/16に開催される天皇杯2回戦・神戸戦を自らのYouTubeチャンネルで配信すると発表しています。

しかし、この発表は(改訂版)となっています。改訂前には何が書かれていたのかというと、番組スポンサーを募集していたのです。この中継には放映権料や制作費として210万円がかかると公表し、一口70万円のスポンサーを3社募集するなどしていました。

しかし、大会スポンサーとは別に独自の広告を載せることは問題があったようで、募集は取り下げに。配信自体は実施する予定とのことで、クラウドファンディングなど別の資金調達を探ることになります。

天皇杯の主催はJFAとJリーグ、共催はNHKと共同通信です。放映権的にはNHKとスカパーが持っていることになりますが、そもそも映像が存在しないと放送/配信はできません。両社の手が届かないところであれば交渉の余地は当然あります。

天皇杯はほぼ同時のタイミングで多数の試合が開催されるため、課金コンテンツとして成り立たせるのはなかなか難しいです。とは言え出場クラブのファンには一定数の需要がありますから、配信を試みる価値は充分にあります。

先に出てきた210万円の内訳まではわかりません。映像を制作してくれるのであれば、放映権料をそんなに高く設定する必要はなさそうですが…。

それよりも映像のクオリティをどの程度に設定するのか。相手がJ1ともなれば、カメラもそれなりの台数を用意することになりそうです。1台でもよいというなら別ですが…果たしてファンはそれでも満足してくれるのか。なかなか難しいところです。