リーグ・アン、Amazon参入発表で新たな波乱。

昨シーズンのMediaproの撤退劇から混乱が続くリーグ・アンの国内放映権ですが、またしても新たな動き。なんとAmazonが新たに80%の試合を配信するのだとか。

昨シーズンは80%をMediapro、20%をBeIN Sportsが取得していました。また、BeINの権利はCanal+にサブライセンスされています。Mediaproの持つ権利は撤退後Canal+が引き取り、結果的に全試合の放送を行っていました。

次のシーズンからはBeINの権利は継続し、もともとMediaproが持っていた分をAmazonに移行する形となります。2月に行われた入札ではAmazonとユーロスポーツ(ディスカバリー)、さらにはDAZNも参加したと報じられましたが、希望金額を満たさず流れていました。
この決定にCanal+は納得しておらず、放送を取り止める方向とのことです。

もともとMediapro撤退の際、Canal+はBeINの持つ権利も含めて再入札を実施すべきと主張していました。最初の入札はMediaproが価格をつり上げたものであり、不公平であるという理由からです。この件でCanal+は提訴したものの却下されています。

Canal+が20%の権利に支払う金額は3.3億ユーロなのに対し、Amazonの80%の権利は2.75億ユーロと報じられています。Canal+のほうが時間帯で優遇されているとのことですが、それでもAmazonのほうが安いというのは承服しがたい…

さらに、もうひとつCanal+とリーグ側の関係を悪化させた材料が。これは2018年にフランスで起こった政府への抗議活動、いわゆる「イエローベスト運動」の影響で、リーグの試合のいくつかが延期を強いられたことに端を発します。

その際週末の試合が平日に変更されたのですが、Canal+はなんの補償もされていないとしてリーグを訴えています。この訴訟の判決が最近になって出され、Canal+は敗訴。逆にリーグへの損害賠償を命じられたのです。
Mediaproが支払う予定だった金額は8.14億ユーロと伝えられており、Amazonは約1/3の金額でまんまと権利を手に入れたことになります。

もちろんリーグ側もそれだけ大きな損失を被っているわけで、欧州5大リーグの中で相対的に地位が低下する懸念も。ただ、例のスーパーリーグ構想で他のリーグが勝手にこけた部分もあり、まだしばらく混沌は続くものも思われます。

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