セリエA、緑色のユニフォームを禁止へ。

セリエAが先日発表したユニフォームの規則に、緑色のユニフォームを禁止する条項が設けられたことが話題となっております。

2022-23シーズンからの適用で、またホームでのユニフォームは除外されていますが、チームカラーは歴史と伝統そのものであり、そう簡単に変えてしまってよいのかという疑問は当然わきます。
理由のひとつとして、ピッチの色と似ているからというのがありますが、当の選手が視認できていれば試合的には問題なく、テレビ対策であることは明らかです。

もうひとつ、デジタル広告を入れる際に支障があるとされています。今季からイタリア国内での中継はDAZNがメインとなりますが、DAZNがなにかオーダーを出したのでしょうか。

看板に広告を合成する技術は以前から存在しており、ピッチ脇に設置されている看板も今後その対象となってきます。国ごとに異なるスポンサーを表示させるといったこともできます。ただ、その場合広告収入を得るのはDAZNではないはずなので、また違った新しい技術を持ってくるのでしょうか。

今後はより小さな画面で試合を視聴するファンが増えますので、見やすさが求められることは充分に理解できます。背番号のフォントにも視認性が求められるようになり、Jリーグではフォントの統一に踏み切りましたが、これも反対意見が噴出しました。
もちろん色覚異常を持つ方への配慮なども必要で、デザインの力が改めて問われるところです。緑をチームカラーとするクラブがどんなデザインを打ち出してくるのか。この問題は知恵で解決せねばなりません。

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