ベトナム五輪放映権、開会式2日前の決着。

世界のほとんどの国で放送される五輪ではありますが、ほとんどということは放送されない国もあるのです。筆者の手元には7/11時点での放送局のリストがあるのですが、確かに決まっていない国がいくつかあります。

大会不参加を決めた北朝鮮や、同様に独裁国家で知られるトルクメニスタンなどはまぁ納得できる気もしますが、意外な名前としてはベトナムが。

7/16付でこんな記事も出ております。電通が権利を獲得した22か国・地域のひとつでもあり、どうなってるのかと気になるところです。
結論としては7/21に決着したようです。ベトナム語の記事なので英語に自動翻訳しましたが、細部のニュアンスまでは読み取れておらず、誤解があったらすみません。

放映権を獲得したのはベトナム国営テレビ(VTV)。ベトナムにはVTCというテレビ局もありますが、こちらも政府機関系とのこと。いまでも体制としては社会主義国であり、交渉相手としては事実上VTV一択といった感じです。

また、ベトナムでも最近になってコロナ感染者が増えており、政府により強力な対策が進められているとのこと。オリンピックの放送で在宅を促すのも国策のひとつになっております。

このような状況ですから、ぎりぎりまで条件交渉が続くのも理解はできます。IOC側も最終的には放送がなくなる事態は避けたいはずです。
2016リオ五輪のときも、VTVでの放送が決定したのは開会式8日前にあたる7/29だったようです。まぁ、世の中にはいろんな国があります。

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