DAZNの生き別れの兄?Stats Performが売却へ。
スポーツデータの分析を提供するStats Perform社が売却に向けて動いているとのこと。
2019年にSTATS社とPerform Group社が合併して現在の社名に。Performと言えばかつてはDAZNの運営会社でしたが、この合併の前に事業を分離しており、現在のDAZNはDAZN Groupの運営となっています。
Performの主な事業としてスポーツベッティング業者向けのデータ提供があることから、DAZNの日本上陸時にはそれと絡めた論調が多く見られたものですが、実際のところベッティングの胴元をやっているわけではありません。現在は別々の会社となり、DAZNはStats Performの少数株主という関係にとどまっています。
売却によってDAZNに大きな影響が及ぶことはないと思われますが、もしDAZNが保有する株も売却対象になるとすれば、それなりの売却益を得ることになるのでしょう。
Performのデータ提供ビジネスには「Opta」というブランドが使われており、Jリーグもその顧客のひとつ。「OptaJiro」なるユニークな名前のTwitterアカウントも運営しています。Jリーグ中継でもこれらの名前を見たことがある方は多いのでは。
日本でスポーツベッティングが解禁されるのは遠い未来の話になると思われますが、海外ではすでにこういったビジネスが発展しており、今後も拡大していくであろうことは押さえておきたいところです。
昨年7月からJリーグは競技データを「J STATS」という新たなブランドで呼称するようになりました。ただ、引き続きOptaのデータが用いられているようです。
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