女子プロ野球、選手全員退団で消滅へ。

女子高校野球の決勝戦が今年初めて甲子園球場で開催されました。天候に恵まれずスケジュールが二転三転する中、なんとか開催にこぎつけた関係者の皆さんに感謝です。

ただ、それと同時に選手たちの今後のキャリアについても考えていく必要があります。

コロナ禍で昨年から試合ができない状況になっていた女子プロ野球ですが、選手が全員退団していたことが判明。存続の道を探っているとのことですが、事実上消滅したことになります。
プロ野球と銘打ってはいるものの、実質はメインスポンサーのわかさ生活が丸抱えしていた状態。ノンプロであれば引退後も社員として残る道はあるのでしょうが、プロだと所属がなければ生活もできません。

昨シーズンはコロナ禍により無観客で開催。その後退団者が続出し、今年春の時点では3人しか残っておらず、今シーズンの開催を断念。選手が出場機会を求めるのは当然のことで、コロナ禍のダメージが大きかったとはいえ、時代に翻弄されてしまった感は大きいです。
2019年まで所属していた加藤優選手のインタビューが6月に掲載されていましたが、女子スポーツの厳しい現実が書かれています。

記事中にはソフトボールとの比較もされています。ソフトボールは東京五輪でも金メダルを獲得しましたが、それでも将来はまったくもって楽観視できません。いわゆるマイナー種目をどう盛り立てていくのか。五輪をピークとしないための活動が求められます。

加藤選手はその後現役引退を発表されました。お疲れ様でした。

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