【五輪】北朝鮮が録画放送開始&放映権がない国
東京五輪をボイコットした北朝鮮が、閉会式後に録画放送を始めたと報じられています。まったくもって謎の国なので、放送の意図も謎です。
権利的な話をすると、北朝鮮における東京五輪の放映権は韓国の放送局が持っているのです。2032年の南北共同開催を視野に入れていたこともあり、アピールの意味があったのかもしれません。そのルートで映像を調達したのでしょう。
東京五輪の放映権が販売されなかった国は数えるほどしかありません。ただし、ヨーロッパを広くカバーしているユーロスポーツのほか、BeIN Sports(中東・北アフリカ)、 Supersport(アフリカ中南部)、Sports Max(カリブ海諸国)といった有料のスポーツチャンネルにまとめ売りしている例もあります。そこから各国の無料放送局にライセンスを販売しているのですが、中には有料でしか観られない国もあったようです。
以下のURLから東京五輪の放映権を持つ放送局のリストがダウンロードできます。7/11時点の記載なのですが、この時点で放送局が空欄となっている国をリストアップします。
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/z2ndaf9j5quvrpbp82dp.pdf
北朝鮮
カザフスタン
ミャンマー
ナウル
トルクメニスタン
ベトナム
このうち、カザフスタンとベトナムについては直前で交渉が成立したとの報道がありました。南太平洋の島国・ナウルについてはニュージーランドのSkyが権利を持っているとのことです。
残るは軍事政権のクーデターが起きたミャンマーと、独裁政権で知られるトルクメニスタンです。両国とも電通が代理店になっていますが…どうなったんですかね。こんなだからIOCも電通に白羽の矢をたてたのだと考えることもできますが。
トルクメニスタンは女子ウェイトリフティングで初めてのメダリストが誕生しています。この快挙を国民がどんな形で知らされたのか、気になるところではあります。
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