セリエA、中東でYouTube配信へ。
メッシ選手の放出をきっかけにバルサでは巨額の債務が公表されるなど状況がめちゃくちゃで、いつ記事にしてよいかタイミングを損ねております。
ということで本日はセリエAの話題でお茶を濁すのですが、決して無関係ではなく。ラ・リーガに出資するCVCキャピタルパートナーズは以前セリエAにも同様の提案をしましたが、クラブの賛同を得られなかったという経緯があります。
コロナ禍で大きく傷ついた欧州サッカーをどう建て直すのか。埋め合わせとしてこのようなファイナンスを受け入れるのか。スーパーリーグの話題も然り、どのリーグやクラブも生き残りに必死なのです。
さて、中東および北アフリカではBeIN Sportsとの契約更新が不調に終わり、暫定的にYouTubeでの配信になるとのこと。昨シーズンまでは3年間で5億ドルの放映権料だったそうですが、新たな権利者が見つかるまではリーグの持ち出しとなります。
BeINが問題としているのはサウジアラビアの支援を受けているとされる海賊放送・BeoutQであり、イタリアではスーパーカップをサウジで開催したことが関係を冷え込ませています。今年のスーパーカップはイタリア国内での開催でしたが、来年はまたサウジに戻る予定とのこと。
放映権をサウジの放送局に売却する案もあったようですが、BeINと絶縁してサウジべったりになることはとても大きなリスク。BeINのバックはカタール政府であり、またPSGのオーナーでもあります。カタールとサウジの争いは、欧州内における勢力争いでもあります。
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