Bリーグ、今季はDAZNの配信なし。

Bリーグの今シーズンの放送・配信予定が発表されたのですが、そこにDAZNの名前がないことが話題となっています。
Bリーグの中継はメインスポンサーであるソフトバンクが運営する「スポナビライブ」で始まりましたが、程なくして撤退。DAZNに引き継がれました。

ソフトバンクとBリーグは当初4年契約で、2019-20シーズンまでとなっていました。その間にソフトバンクは「バスケットLIVE」を立ち上げています。

その後両者の契約は延長となりましたが、理屈では昨年の時点でDAZNでの配信が終わっていても全然おかしくありません。むしろ1年延びたとの見方もできます。コロナ禍によるシーズン打ち切りや無観客開催もあり、配信チャネルを維持しておきたかったのかもしれません。

Bリーグの放映権はB.MARKETINGという会社が管理しており、出資者にはリーグやJBAのほか、電通の名前も。まぁいろいろと裏で調整している感はあります。
バスケットLIVEですが、Yahoo!プレミアム会員向けのサービスとなっています。ソフトバンクまたはワイモバイルの契約者であれば無料、それ以外は月508円です。

Amazonプライムのチャンネルとしても提供されており(月330円)、すでにプライム会員であればこちらのほうがお得になる方もいるでしょう。

昨シーズンからHuluでの配信も始まっており、関東圏をホームとするクラブの試合が配信されています。ファイナルが日テレで放送されていましたが、今シーズンの開幕戦もBS日テレで放送とのことで、こちらの関係が縮まってきています。
FIBAはPerform Group(現在のDAZN)と2033年までという長期のパートナーシップを結んでおり、FIBA主催の国際大会についてはDAZNでの配信が続いています。もしDAZNがBリーグを諦めるのであれば、この関係についてもライセンスを出すなどの整理があってよいように思います。

もしDAZNが日本市場を徹底的に取りに行くならば、Jリーグだけでなく地域に根付いたスポーツの権利は重要のように思われます。グローバルサービスならローカルを疎かにしてよいということはなく、実際はその逆です。

最近ではVリーグの配信もなくなりました。現実は逆の方向に進んでいるようですが、これはDAZNの戦略に合致しているのか。それとも意図せぬ方向なのか。流れ的にはトップリーグ改めリーグONEの動向も気になるところです。

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