JLPGA勝利か?来季全試合の放映権が帰属へ。
ついに大きな山が動いたのでしょうか。来季の女子プロゴルフツアーについて、全ての試合の主催者が、JLPGAに放映権が帰属することに合意したと報じられています。
来季の試合開催を希望する主催者に対して、昨日(10/25)がデッドラインだったとのこと。昨日までに合意しなければ、開催権の剥奪も辞さないというJLPGAにとってはいわば強硬策が成功したようです。
とは言っても、これまで何度も浮かんでは消えていた話。コロナ禍で延び延びになっていましたが、いつかは決断しなければなりません。それは女子ツアーがまだ人気のある時でないと意味がなく、下り坂に入ればじり貧になるだけです。
この記事が真っ先にALBAに出てきたことも面白いです。執筆者である小川淳子さんの過去の記事を見ていただければと思いますが、この方はJLPGA、そして小林浩美会長のリーダーシップを疑問視する論調を続けてきました。
今回もその流れを踏襲しているのですが、結論が出た以上、JLPGAが放映権を持つこと自体には肯定的に書かざるを得ないところがなんとも微笑ましい感じです。
これにより、GOLFTVでライブ配信が本格的に始まることが想定されます。近々正式発表があるでしょう。
ライブ配信ももちろん魅力ですが、映像の著作権を管理できれば今後大きな価値を生み出す源泉となります。映像コンテンツに実際の試合の映像を使えるようになり、所属選手のプロモーションにも寄与します。
もちろん課題はたくさんあります。録画であっても無料のテレビ中継をどこまで維持できるのかは長期的なファン獲得に不可欠なところです。放送枠の確保はJLPGAが率先して動かねばなりません。
映像製作をどこが行うかも気になるところです。Jリーグなどが行っているように、テレビ局と委託契約を結び、制作費を支払う形に変更するのでしょうか。
将来的にはJLPGAが自らリスクをとり、多くの試合を主催し、スポンサーは協賛として携わる形に移行していくと考えられます。もちろんハイリスクではありますが、ついに舵が切られました。
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