近代五種、馬術の除外を検討。
東京五輪の近代五種競技では、一部選手やコーチが馬に暴行したことが問題となり、コーチが大会から除外されるという出来事がありました。
これが予想外に大きな波紋を呼んでおり、なんと競技から馬術を除外し、替わりに別の種目を加えることを検討しているとのこと。候補として自転車の名前があがっていますが、正直なところまったく別の競技になってしまいそうです。
この動きに対して、当然ながら選手たちは反発しており、650名以上の選手がUIPMの会長ら役員の辞任を求める署名を提出したと報じられています。
近代五種の馬術は大会主催者が馬を用意し、選手には抽選で割り当てられます。選手と馬が対面するのは競技の20分前であり、わずかな時間で馴らさなければいけません。それゆえに先のような出来事も起こってしまいます。
馬術には動物愛護団体からも厳しい目が向けられています。主催者にとってもコスト負担が重くのしかかっており、これをきっかけに変えてしまおうといったところでしょうか。
オリンピックの正式競技として生き残るためにも変化は必要です。競技時間の短縮が求められ、現在では1~2日で5種目を開催します。射撃とランニングは「レーザーラン」としてまとめられています。さまざまな角度から存亡の危機にあるわけです。
軍人にとって求められる技術をスポーツ化したのが近代五種であり、確かに最近では馬には乗らなくなりましたが、だからと言って簡単に変えることもできません。
他競技の会場の有効活用という面もあり、もし自転車が採用された場合には、マウンテンバイクやBMXあたりになりそうな感じですが、競技の根幹を揺るがすこの問題には、近年のスポーツが抱えるさまざまな問題が詰まっていると言えます。
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