「ぼったくり男爵」流行語大賞トップ10。

今年の新語・流行語大賞が発表され、大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞に選出されました。

まぁ、毎年政治的な思惑がいろいろと絡む賞ではありますが、明るい方面から選ばれたのは妥当と言ってよいかと思います。スポーツ関連では東京オリパラから「ゴン攻め/ビッタビタ」「スギムライジング」もトップ10に選出されています。
そして、オリンピック関連では「ぼったくり男爵」もトップ10に。まぁこの賞的には選ばれるだろうな、という感じです。

言うまでもなくIOC・バッハ会長を揶揄したものですが、この言葉は米ワシントン・ポスト紙が報じた"Baron Von Ripper-off"という言葉を訳したものです。まぁ直訳ではあるのですが、語感がいいことも確かです。翻訳した共同通信が受賞者となっていました。

ただ、本当にぼったくりなのかという疑問もあります。組織委員会にしろ放送局にしろ、IOCとの関係は対等なはず。不平等契約なんて言われたりもしてますが、双方合意のうえに結ばれた契約であることも事実です。
ですから、収入面よりも支出面にもっと目を向けるべきなのでしょう。東京五輪の延期が決定して以降に生じた追加経費への支援や、各国の五輪委員会(NOC)および国際競技団体(IF)への分配など、集めた資金が適正に使われているかを監視する必要があります。

最近になって、中国の女子テニス選手に関する人権問題や、新たな変異株の発生など、あと2か月に迫った北京五輪にも続々問題が降りかかっています。当ブログで取り扱う範疇を超えていますが、ビジネスとともに人道を掲げる組織としての振る舞いが求められます。

今後も五輪が持続可能な大会として国際社会に受け入れられるのか。とにかく今年はたくさんのことが起こりました。後に振り返れば、さまざまな意味でその岐路となった年だも位置付けられるのでしょう。

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