DAZNのBT買収は難航?ディスカバリーも参戦か。

かねてから噂となっているDAZNによる英BT Sportの買収話ですが、いまだに正式発表には至っておらず、交渉が難航しているようです。

BTはDAZNに対して、ストリーミングの品質を保証することを求めているようです。DAZNで障害が発生すれば、BTの信頼も損ねると判断しているのでしょう。

これまでもDAZNにはたびたび配信トラブルがありました。いくら対策を進めても、いわゆるもらい事故は防ぎきれません。自ら回線を保有・販売するBTと、インフラを外部に頼るDAZNとの立場の違いが出ています。
DAZNからすると、BT Sportの顧客がスムーズにDAZNに移行してくれるか気になっているようです。BT Sportは通信回線の付帯サービスであり、それゆえに料金設定もセットで考えられていますが、別々の業者に分かれた後でも同等のサービスを維持できるのでしょうか。

その間隙を突く形で、ディスカバリーが買収に名乗りをあげたと報じられています。言わずもがなですが、ユーロスポーツの親会社にあたります。

ストリーミング専門のDAZNと違って、ユーロスポーツはテレビチャンネルを持っており、提案の幅は広いのかもしれません。ただ、すでにヨーロッパ全域でサービスを提供しているのに、イギリスローカルを狙うことの意義は詳しく知りたいところです。

まぁ、それを言うとDAZNもイギリスが本拠地であること以上の意義があるのか…ということになってしまいますが。BTが持つプレミアやCLなどの権利は魅力的ですが、それらはとんでもなく高額であり、かつイギリス国内のみの権利なのです。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000