GCN+、権利がないレースを流す珍事。
サッカーの日本vs.サウジアラビア戦が行われている裏で珍事が起こっていました。自転車ロードレースのサウジ・ツアーでのことです。偶然にもサウジつながり。
このレースはJ SPORTSが放映権を持っているのですが、競合にあたるGCN+がうっかり配信してしまったのです。途中で権利がないことに気づき、打ち切りとなりました。
⚠️GCN RaceTVでのサウジ・ツアーのライブ配信は、日本が配信対象外地域であったためライブ配信を中止いたしました。楽しみにしてくださっていた皆さま、大変申し訳ございません。明日から始まるボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナの日本語実況ライブ配信をどうぞお楽しみください。 #GCNjapan
— GCN Japan (@gcnjapan) February 1, 2022
GCN+はディスカバリーの系列会社が運営すしており、ヨーロッパを中心に多数の国でサービスを行っています。ですから、どの国で権利を持っているかをきちんと確認しなかった単純ミスと言えます。
ただ不幸中の幸いと言いますか、映像を中継するために使う飛行機が何らかのトラブルで飛べなかったようで、レースがほとんど中継されませんでした。J SPORTSの放送によると、ゴール前の固定カメラで最後の数百メートルのみ中継されたとか…。
山岳コースを走ったりする自転車ロードレースではこういったことはままあるのですが、この日に当たるのもある意味珍事と言えましょう。
サウジ・ツアーが配信予定のリストに入っていることは以前の記事で指摘してまして、やっぱりなぁといったところです。
個人的には全然怒ったりはしてません。最初から分かってることなので、むしろドキドキしていました。
正直GCN+は音声トラブルも多く、サービスの品質は褒められたものではないのですが、運営コストが相当抑えられており、手頃な料金設定で多くのレースが観られます。
自転車の人気はヨーロッパが中心ですが、日本向けに放映権を購入し、一部のレースには日本語コメンタリーがつきます。日本市場に期待してくれているのは実はありがたいことです。願わくは日本向けのリソースがもう少し増えるとよいのですが…。
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