サッカー高視聴率で次戦地上波待望論。

※一部でオーストラリア戦がDAZN独占配信との記事が出ていますが、DAZNからのプレスリリースが確認できていないのでいったんそのまま公開します。
先日行われたサッカーの日本vs.サウジアラビア戦。日本が勝利しワールドカップ出場に一歩近づきましたが、この試合の視聴率が20.0%と発表されました。

ご存知の通り、最終予選はDAZNが放映権を獲得し、日本のホーム試合のみテレビ朝日にライセンスする形となっています。そして、勝てば出場が決まる次のオーストラリア戦はアウェーなわけです。
サッカー日本代表戦の視聴率は低迷が叫ばれてきました。原因はいろいろ指摘できるかと思いますが、やはり緊張感は大きなファクターかと思います。昨年の東京五輪では、準決勝のスペイン戦が30%を超えました。

時差的にオーストラリア戦はいい時間帯で開催されるでしょうから、もし地上波で放送されれば20%台後半を期待してもいいでしょう。
あとはコストパフォーマンスの問題となります。テレビ朝日のサブライセンスは1試合3億円程度との報道が出ています。現地にスタッフを派遣するのであれば制作費も増えます。それらに見合うスポンサーが集まるかどうかです。

最終予選の放映権は、もともとAFCから巨額で購入した香港の代理店・FMAが販売していましたが、日本での交渉は難航。AFCはFMAから日本向けの権利を引き離し、改めて電通と契約しています。その後、DAZNと2028年まで8年契約を結びました。
JFAの田嶋会長が地上波での放送実現に向けて動きたいとの発言をされたことが報じられていますが、そもそもJFAができることは極めて限られます。AFC内での日本の発言力が弱まっていることがめぐりめぐっているのです。

ということで、この問題は電通が音頭をとって解決策を練るべきものと考えます。

もちろんDAZNも多額の資金を投じて権利を買っていますから、新たにライセンスを与えるとしても金額は積み増す必要があるでしょうし、場合によってはディレイ放送というカードを切ることも考えられます。

そして、これまで日本代表を支えてきたスポンサーの方々にも露出の機会を提供すべきでしょう。赤字覚悟でやれとまでは言いませんが、ここで熱気を蓄えておかないと、今後のワールドカップ本大会につながっていきません。

本大会の権利の行方についてもまだ決まっておらず、一部の試合が有料になる可能性も示唆されています。具体的には日本の出場有無が確定してからの動きになるかと思いますが、水面下ではいろいろと動いていることを期待します。

※今朝の報道でABEMAが本大会の放映権を獲得したと報じられています。本稿はそれ以前に執筆したものです。ご容赦ください。
最後に個人的な予想ですが、DAZNが受け入れる可能性が高いと思っています。1試合のために3,000円出す人はさほど多くないでしょうから、貸しを作ったほうがよいかと思います。もちろんそれはそれで不公平と感じる人は出ますので、バランスの問題になりますが… 

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