ディズニー、NFLサンデーチケットの入札表明。

NFLの放映権は2023シーズンから新たな契約のサイクルに入りますが、まだ確定していないのが日曜昼間の試合を観戦できる「サンデーチケット」です。

現在はDirecTVが契約していますが、更新されないことが確実視されており、争奪戦は必至。AmazonやAppleなどの名前もあがっていますが、ディズニーも先日の四半期決算発表の際に入札の意思を表明したとのこと。これにより、現在は年15億ドルの放映権料が25億ドル以上になると推定されています。
DirecTVはサンデーチケットを年300ドルで販売しているのですが、単純に元をとるには500万件の契約が必要であり、実際にはそれに遠く及ばないとされています。単体では赤字でも、それ以上の集客力があるコンテンツということではあるのですが、さらに値段が上がり続けるのは実に恐ろしい…

さて、ディズニーが抱えるOTTサービスにはDisney+、Hulu、ESPN+があり、今後どのように再編していくのか注目されます。

直近の動きでは、アカデミー賞のノミネート作品発表をDisney+がライブ配信したとのこと。Disney+でライブ配信が行われたのは初めてであり、インフラの負荷テストを兼ねていたとのことです。
インフラは今後共通化されていくでしょうが、ブランドをどうしていくか。ESPN+はスポーツのブランドとしては強力ですが、基本的にアメリカ国内にとどまったサービスであり、国際的に展開していくのは難しい。放映権がいまだ国別に販売されているのも、グローバル企業としてにとっては面倒なことかもしれません。

Disney+がスポーツのライブ配信も行い、グローバルで視聴できるようになれば、日本のユーザーもその恩恵を受けることになりますが…そうなるのはだいぶ先の話に思えます。

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