米Amazon、TNF独占で値上げ。

Amazonはアメリカにおけるプライム会員の会費を月12.99→14.99ドル、年額では119→139ドルに改訂すると発表しています。

人件費や物流コストの増加が理由としてあげられていますが、来季からNFLのサーズデーナイトフットボール(TNF)を独占配信することも関係していると考えられます。
今季のTNFはFOXで放送され、Amazonは非独占でした。FOXは来季までの権利を持っていたのですが、1年前倒しでの撤退が決まりAmazon独占となります。2033-34シーズンまでの12年契約です。

NFLの中継がネット配信独占になるのはこれが初めてで、放映権料は年間12億ドル以上と推定されています。プレシーズン1試合とレギュラーシーズン15試合、あわせて16試合が対象なので、1試合あたりだと7,500万ドル以上という計算になります。
来季に向けた準備はすでに始まっており、AmazonはTNFの新しいロゴマークを発表しました。

また、今季でNBAとの契約が切れるベテランアナウンサーのAl Michaels氏と交渉を進めていると報じられています。ESPNも名乗りをあげているとのことで、コメンタリー陣にも大きなマネーが動いています。
話を戻すと、日本のプライム会費が他国に比べて安価であることは知られています。その理由をAmazonは説明していません。もちろん物価の違いはあるでしょうし、物流網が発達していることや、競争が激しいこともあげられるでしょう。

ただし、長期的にみれば値上げされていくことは間違いありません。すでに村田vs.ゴロフキン戦でスポーツに参入することは発表されていますが、今後スポーツにどれだけの金額を費やすのかもよくチェックしていく必要があります。

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