米サッカー代表戦、ワーナーと8年$2億で契約。

アメリカサッカー連盟(USSF)は、主催する代表戦の放映権について、ワーナーメディア傘下のターナースポーツ(ややこしい)と契約したことを発表しました。2023年からの8年契約で、年間2,500万ドル(総額2億ドル)とされています。(2,700万ドルとの報道もあり)

ターナースポーツは傘下のテレビチャンネルであるTNTとTBS、ならびにOTTサービスのHBO Maxで放送・配信します。
現在の権利者はFOXとESPN、およびスペイン語放送のUnivisionであり、合計で年間3,000万ドルと言われています。

ターナーの契約は英語のみのため、今後スペイン語の契約も決まれば総額では同等以上になるでしょう。次回W杯は予選免除になることを考慮すれば健闘したと言えます。

この次はMLSの入札も始まります。MLSの権利は従来代表戦とセットであり、こちらも現在の権利者はFOXとESPNです。(年間7,000万ドルとされる)。

今回USSFはMLSの権利を切り離しています。こちらについてもターナーのほか、CBSやESPN、AmazonにAppleと強力な名前があがってきています。
先頃、アメリカ女子代表がUSSFに対して男女同一賃金を求めていた訴訟が和解に達したと報道されました。USSFが2,400万ドルを支払う内容となっています。

世界トップの実力を誇るアメリカ代表が、その活動において同一の待遇を求めるのはある意味当然の権利かと思います。日当や勝利給、移動手段や宿泊先のグレードなどは男子と揃えていくべきでしょう。ただし、あくまでも代表活動の話であることにはご留意ください。

もちろん、代表活動であっても女子が男子同様に稼ぐ力を持つ必要はあるかと思います。今回の放映権契約は男女の試合がパッケージとなっています。スポンサー契約も基本的にセットになっていくでしょう。そうやって環境を徐々に変えていくことが大切です。
この件について以前書いた記事のリンクも付けておきます。プレミアの放映権は結局6年27億ドルになったんですよね…

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