【速報】ABEMA、W杯全試合を無料で配信。

ABEMAはFIFAワールドカップ カタール大会の放映権を獲得したことを正式発表。全64試合を無料で配信します。

OTTの特徴を活かし、マルチアングル配信なども予定。懸念されるトラフィックについては、過去最高の同時接続数の3倍を想定してサーバーを増強するとしています。
2002日韓大会では64試合中テレビの中継が40試合にとどまり、スカパーが全試合を中継しました。その後、2006、2010もスカパーが権利を獲得しましたが、2014以降はNHKと民放のみに戻っています。

今回もテレビ中継は計41試合とのことで、それに近い仕切りとなります。

当時のスカパーは基本料金のみでチャンネルは無料としました。ただしアンテナとチューナーを導入する必要があり、その普及が目的となっていました。

ABEMAは基本料金も不要なので、「初の全試合完全無料放送」を謳っています。初期導入のコストも低いのですが、その反面囲い込みの効果は薄くなります。この機会を今後どう活かしていくのかは、経営手腕にかかっています。
有料配信になるのでは、という懸念もあったかと思います。ワールドカップや五輪といった世界規模の大会においては、放映権料だけでなくより多数にリーチすることも求められており、海外の事例をみても無料の放送局が権利を得ることが多いです。

今回はジャパンコンソーシアムが崩れましたが、電通が仕切っていることには変わりなく、なるべく有料化は回避するよう動いたものと思われます。あとは藤田社長の経営判断です。

JCとスカパーは無料/有料で権利を分けていたようですが、ABEMAは「Official Internet Broadcaster」と称しており、テレビとネットで権利を分けたと言えそうです。OTT専門の業者に移行するのは画期的なことと言えます。ある意味世界の先端を行っているのかも。

過去の記事へのリンクも貼っておきます。気になる金額など、続報が出ましたらまた触れていきます。

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