Fanatiz、サンパウロ州選手権の配信開始。
先日南米王者・パルメイラスの記事を出しましたが、今回はその後のブラジルサッカーの話です。クラブワールドカップでは準優勝に終わりましたがその健闘を讃えます。
ブラジルサッカーは全国選手権と州選手権の二重構造となっており、パルメイラスは全国選手権の1部リーグとサンパウロ州選手権の両方に所属しています。
全国選手権についてはブラジル国外の放映権をFanatizという配信サイトが持っており、日本からでも視聴できるのですが、最近になってFanatizを運営する1190 Sportsがサンパウロ州選手権の権利も購入したことが発表されました。
Fanatizのサイトにも"Campeonato Paulista"の表記があるのを確認できました。
1190 Sportsは全国選手権のリーグ自体に出資する可能性があると伝えられています。LiveModeという別の代理店との連合で、8億ドルを出資して株式の20%を取得する提案を行っているとのこと。また、CSKという投資会社が競合だとのことです。
セリエAやラ・リーガも投資を受け入れており世界的な流れとも言えますが、ブラジルの場合は2025年から国内向け放映権の一括管理を視野に入れている模様。現在はクラブごとの管理であり、結果としてテレビ局の力が強くなっており、パワーバランスを変えたいようです。
さて、パルメイラスはコパ・リベルタドーレスにも参加していますが、こちらの日本における放映権は日本テレビおよびHuluにあります。
CONMEBOLの代理店であるFC Diez Mediaは、2023-26年の放映権の販売を開始しており、4月には購入者が確定する見込みとのことです。逆に言えば、現在の契約は今年までである可能性が高いわけですね。
ちなみにFC Diez MediaはIMGとPerform(現在のDAZN)の合弁で設立された会社ですが、その後DAZNが撤退してIMGの子会社となっています。
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