【速報】サウジ資本のゴルフ新シリーズが正式発表。

昨夜大きな地震が発生しました。まずは被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
サウジアラビアが出資し、グレッグ・ノーマンがCEOを務めるLIV Golf Investments社は、6月から「LIV Golf Invitational Series」を開催することを発表しました。

全8試合で賞金総額は25.5億ドル。うち4試合がアメリカでの開催で、噂されていたトランプ前大統領が保有するコースも含まれています。他にイギリス、タイ、サウジで開催され、最終戦は未定となっています。

カレンダー的には4大大会を避けており、またLIV社が支援しているアジアンツアーとも重複しないようになっています。
出場選手は48人で、個人戦のほか4人1組による団体戦の要素もあり。大会は3日間54ホールで行われ、予選落ちはないとのこと。1人あたり5,000万ドル以上の賞金ですか…うーん。

その一方で、具体的な出場選手の名前はあがっていません。PGAツアーを批判する発言を繰り返し、最有力とされていたミケルソン選手は舌禍事件を起こし、スポンサーも離れて活動休止に追い込まれています。
サウジ資本による新ツアーの話はこれまでに何度か浮上していましたが、ついに具体化してきました。これまでの流れについてよくまとまっている記事がありましたので紹介します。

さらに遡ると、90年代にグレッグ・ノーマン氏が「メディア王」ことルパート・マードック氏と組んで新ツアーを立ち上げようとした過去があります。サッカーファンの方ならば、プレミアリーグのゴルフ版ということでぴんと来るのでは。
サウジアラビアが人権問題で批判にさらされているのは衆知の通り。サウジはいま世界で起こっていることを注視しているはずです。

スポーツ界に多大なマネーを供給し、オリンピック、そしてワールドカップを誘致した国が何をしているか。産油国という共通点もあります。

欧米社会は簡単に手を出せないだろうとたかを括っていたのかもしれませんが、実際には予想以上に素早く厳しい制裁を課しています。

マネーはありがたいが、それ以上に大事にしなければならない価値観がある。サウジも、そしてスポーツに関わる世界中のビジネスマンもよく理解せねばなりません。

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