【榮倉】Eclatと2009年のKBO放映権騒動【ポティビ】
韓国Eclat Media Groupの話題を昨日書きました。その件については続報はないのですが、Eclat社とKBOのつながりについて簡単にまとめます。
その前に、Eclatってどう読むの?という話をしますと、Eclat Media Groupの中核企業であるEclat Entertainmentのサイトになぜか日本語版がありまして「エイクラ」と表記されています。(ハングルだと에이클라)
先日の捜索を取り上げた動画ニュースでも「エイクラ」と発音されています。
あと、SPOTVについては「ポティビ」(또포티비)と呼ばれているらしいです。愛称というよりは、日本で言うところの「なんJ語」みたいな感じでしょうか。
韓国語はさすがに分からないので自動翻訳に頼ることになりますが、検索しようにも何を入力すればよいのかよく分かりません。そこで、rigveda wikiという韓国版Wikipediaに相当するサイトで「SPOTV」を検索し、そこからリンクをたどる形で情報を探しました。
そこで出てきたのが2009年に起こったKBOの放映権にまつわる事件です。正直初耳でした。
EclatとKBOのつながりは、2006年にインターネット配信の放映権を獲得したことから始まります。その後、2008年にはケーブルテレビ等の放映権の代理店となっています。従来はKBOが直接テレビ局に販売していたのを、Eclatを通す形に変えたのです。
2009年にはテレビ局との交渉が難航し、シーズン開幕までに契約がまとまらない事態が発生。開幕から数週間KBOの試合が放送されませんでした。
当時の報道によるとEclat社はまだ無名の存在であり、代理店契約に疑問の声もあがっていたようです。すでに何かしらのコネクションを疑う声もあり、現在進行形の案件もさかのぼれば13年前から火種があったことが伺えます。
翌2010年にはEclatが「SPOTV」を立ち上げ、自ら中継を開始しています。野球以外にもさまざまなスポーツの放映権を獲得して現在に至ります。
ご存知の通り、Eclatは来季以降のプレミアリーグの放映権をDAZNと争い、入札に勝ったと言われています。DAZNに勝つほど資金力の源泉がどこにあるのか、現状ではまだ見えてきません。引き続き調査するとともに、動きがあれば速やかにお伝えする予定です。
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