自転車春のクラシック関連。E3はGCN+配信予定。
本日は内容細かくなりますが、自転車ロードレース関連の放映権について。
3/25に開催されるワールドツアーの一戦「E3 サクソバンク・クラシック」について、代理店のinfrontが2028年まで契約を結んだことを発表しました。
この件がどんな意味を持つのかと言うと、春のクラシックと呼ばれる一連のレースについてinfrontがさらに力を持つことになります。
昨年infrontは、ロンド・ファン・フラーンデレンなどを主催するフランダース・クラシックと2028年まで。アムステル・ゴールドレースの主催者とは2026年まで契約を結んでいます。
日本で自転車ロードレースは主にJ SPORTSとGCN+が放送・配信していますが、infrontが入ると何かと面倒になることが多く…。
昨年はGCNがinfront関連のレースを配信しましたが、開催直前まで交渉がまとまらず、ファンを不安にさせたのです。
GCNおよび系列会社にあたるユーロスポーツは、春のクラシックに関して2024年までinfrontと契約しているようで、ひとまずE3についても配信予定となっています。
ただし、同様にinfrontが代理店となっているツール・ド・スイス(6月)やツール・ド・ポローニュ(8月)についてはまだGCNの配信予定に含まれておらず、またもぎりぎりの交渉になる恐れがあります。
自転車ロードレースはその歴史の古さが魅力である一方、レースの主催者もばらばら、放映権もばらばらとなっており分かりにくい状況です。
日本ではしばらく2社体制が続くものと思われますが、その背後にはさまざまな細かい動きがあります。今後も節目節目でなるべく平易に説明できればと思います。
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