サウジのゴルフ新シリーズ、まだ絵に描いた餅。

4/1ではありますが、今年もあまり嘘をつく気力がわきません。それに替わって、どこまで本当なのかいまいちつかみどころがない話題を取り上げます。
以前速報でお伝えした、サウジ資本によるゴルフの新しいシリーズ「LIV Golf Invitational Series」の話です。

6月には最初の試合を開催するとしていますが、いまだに出場予定の選手が一人も発表されていません。最近になってトップ選手達に招待状が発送されたとも伝えられていますが、どこまで根回ししているのか実に不安です。

それにも関わらず放映権の話が先走っており、主催するLIV社の幹部によると、5億ドル規模の契約をめざしているとのこと。この金額は1年間なのか、それとも複数年なのかもはっきりしません。
グローバルに展開するストリーミングサービスとの契約をめざしており、Netflix、Amazon、Apple、さらにはDAZNの名前もあげていますが、具体的に話をしているというよりも単に言ってみただけな感がします。

いずれにせよストリーミングの権利はグローバルで契約し、テレビの権利は従来通り国単位で契約するといった形を考えているようです。おそらく今後新たに立ち上がるスポーツの大会についてはこの形がトレンドになっていくだろうとは思われます。

とくにNetflixはグローバルに展開できるコンテンツを押さえる戦略をとっており、これまでスポーツのライブ配信は手がけていません。F1を運営会社ごと買い取るのでは?なんて噂も出ていますが、そのくらいの規模の話でなければ乗ってくる可能性は極めて低いです。
LIV社のCEOであるグレッグ・ノーマン氏が最近受けたインタビューでも、具体的な選手の名前はあがらなかったとのこと。

少なくともいくつかのビッグネームが出ないことには、放映権契約もままならないでしょう。大会自体の開催も正直言って不安です。あと2か月程度の準備期間で果たしてどこまで調えることができるのでしょうか…

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